ケアガイド · 内装 · 洗う
クルマの画面、メガネ拭きで拭いていい? メーターやHUDも同じ?
ディスプレイ、メーターカバー、HUDは見た目が似ても、表面処理や清掃条件が異なります。指定された方法で視認性を守りましょう。
先に、これだけ拭いてきれいにすることより、表示を見やすく保つ。
指紋が気になる。でも何で拭けばいい?
センターディスプレイに指紋、メーターカバーに埃、ダッシュボードの奥のHUD投影部にも汚れが見える。すべてメガネ拭きやアルコールで拭いてよいのでしょうか。
実際には、車種・装備ごとに清掃指示が異なります。乾いた布を使うよう指定するものもあれば、わずかに水で湿らせることを認めるものもあります。特定機器では、濡れた布やアルコールを禁止している場合もあります。
3つの表示部分を分けて考える
- センターディスプレイ:タッチ操作するため、指紋・皮脂が付きやすい。
- メーター:透明樹脂のカバーや、デジタル表示部の表面処理がある。
- HUD:フロントガラス等へ像を投影する光学装置で、開口部や透明板の仕様が特殊な場合がある。
同じ透明な部品でも、ガラスとは限らず、反射を抑えるコーティングなどが施されていることがあります。
クロスの清潔さが大切
画面用の柔らかいマイクロファイバークロスを指定する車種があります。ただし、クロスに砂や硬い粒子が付いていれば傷の原因になります。ボディや内装の別の場所を拭いた布を、そのまま画面に流用しない方がよいでしょう。
強く押し付けず、メーカーが指定する方法で軽く拭きます。埃の付いた透明樹脂カバーを、乾いたまま強い力でこすらないことも重要です。
水拭きやアルコールは、車種の指示次第
「画面用クリーナー」「アルコール不使用」と書いてあっても、すべての車両へ適合するとは限りません。車種によっては水拭きが許され、別の機器では濡れた布やウェットティッシュが禁止されています。
ガラスクリーナー、除菌シート、家庭用アルコールを自己判断で使うことは避けましょう。液剤を使える場合も、画面へ直接吹き付けず、指定された使い方を守ります。
清掃中の誤操作も防ぐ
タッチスクリーンを拭いている間に、車両設定が変更されてしまうことがあります。安全に停車し、車両に清掃モードや操作停止機能がある場合は、指定の手順で使用します。
メーターの線傷は磨いてよい?
樹脂製のメーターカバーに細かな傷が付くと、コンパウンドで消したくなります。しかし、表面処理を削ってしまうと、以前より光が乱反射して見づらくなる可能性があります。
車両メーカーが認めていない限り、研磨用品を使わない方がよいでしょう。速度や警告灯が見づらくなる場合は、清掃より点検が優先です。
HUDは光学部品。内部を触らない
フロントガラス投影型HUDは、ダッシュボード内部から光を投影する構造です。映写部のカバーには専用コーティングがある場合があります。隙間に道具を差し込んだり、液体を流し込んだりしないでください。
また、HUDが見えにくい原因は汚れだけではありません。表示の明るさや位置、強い日差し、偏光サングラスなどが影響する場合があります。表示異常や像の二重化は、装置やガラス仕様も含めて確認が必要です。
フィルムで保護する前に
保護フィルムは傷対策に見えますが、タッチ動作や反射防止処理に影響する可能性があります。貼付禁止の装備には使いません。HUDの光学面には、自己判断でフィルムを貼らないようにしましょう。
オルクラのケアポイント
画面をきれいにすることより、見やすい状態を守ることが大切です。部位と車種の指示を確認し、清潔なクロスで最小限の作業をする。汚れではなく装置の異常なら、用品を買う前に点検へ進みましょう。