ケアガイド · 塗装 · 洗う

鳥のフン、虫汚れ、黒いタール。全部同じクリーナーで落としていい?

鳥のフン、虫、樹液、タールはそれぞれ性質が違います。早めに対処しながらも、強い薬剤や摩擦で塗装を傷めない方法を考えます。

先に、これだけ急いで落とすより、傷めずに落とす方法を選ぶ。

ボディに付く汚れは、全部同じではない

洗車したばかりのボンネットに鳥のフン。高速道路を走ればバンパーに虫汚れ。ドアの下には黒い点々。こうした汚れに強力なクリーナーを一本使えば、すべて解決するのでしょうか。

汚れの性質が異なる以上、答えは一つではありません。水でふやかして取れるものもあれば、油性の成分が強く付着し、水だけでは落ちにくいものもあります。

鳥のフンは、早く、でも強くこすらずに

鳥のフンは乾燥すると固くなり、成分や付着時間、表面温度によっては塗膜に影響する場合があります。見つけたら、車両に適合する方法で早めに取り除きましょう。

乾いたティッシュで強くこすったり、硬いカードなどで剥がしたりしないでください。粒子を引きずり、表面に傷が入るおそれがあります。十分に水を含ませて柔らかくし、清潔な柔らかい布や水流で無理なく除去するのが基本です。

直接手で触れず、必要なら手袋を使い、作業後には手を洗いましょう。

フンの輪郭が残っていたら

汚れがなくなった後も、塗膜に輪郭のような跡が残ることがあります。これは、汚れが残っているのではなく、塗装表面が変化した可能性もあります。

その状態で洗浄剤を何度も追加するのは避けましょう。付着物除去と表面補修は別の作業です。修復が必要か、専門店で確認してください。

虫汚れは、乾いたままこすらない

フロントバンパーやドアミラーに付く虫汚れには、さまざまな成分や硬い殻などが含まれます。水で湿らせ、適合するカーシャンプーで穏やかに落とすことから始めます。

専用の虫取りクリーナーを使う場合でも、塗装、樹脂、ヘッドライト、センサー周辺への使用が認められているかを確認してください。洗剤を熱いボディの上に放置したり、乾燥させたりしないことも大切です。

ドア下の黒い点は油性の付着物かも

サイドシルやボディ下部の黒い点は、舗装工事などに由来するピッチ・タールの可能性があります。水と通常シャンプーでは落としにくい場合があり、専用除去剤が必要になることもあります。

ただし、専用品であっても、再塗装部分、劣化した塗装、樹脂、ゴム、コーティング、PPFには使用できない製品があります。灯油、ガソリン、家庭用の強い溶剤を自己判断で使うことは避けてください。

木の樹液は種類と乾燥具合で変わる

樹液は、付着後の時間や木の種類によって、べたつきや固着具合が変わります。最初は車両指定の方法で湿らせ、通常の洗浄で落ちるか確認します。

落ちないからといって、除光液や家庭用アルコールを塗装へ試すのはおすすめしません。薬剤で表面処理を傷める可能性があります。

コーティングやPPFは無条件の保護ではない

コーティングしているから鳥のフンを放置してよいわけではありません。PPFも製品によって薬剤や摩擦への耐性が異なります。施工店やメーカーのメンテナンス指示を優先します。

特にマット塗装は、研磨すると表面の艶や質感が変わりやすく、汚れを削り落とす方法が使えない場合があります。

出先で見つけたら

水と適合するクロスが使えるなら、十分に湿らせて優しく除去します。道具がなく、乾いた汚れを強くこするしかないなら、無理な作業を避け、なるべく早く安全に洗える場所で対応しましょう。

オルクラのケアポイント

汚れの種類を見分け、最初は穏やかな方法から試す。落とした後に跡が残るなら、追加の洗浄を止めて補修の必要性を確認する。早く落とすことと、強く落とすことは別の話です。

塗装 · 洗う